ベクトルとディフレクション

約10年ぶりに球突きの世界に入りなおしてから、

5回くらい玉屋に行った。

以前、ほぼ毎日のように球を撞いていた時期には考えてなかった

というより、疑問にもなかった事が今になって疑問になってきた。

それはベクトルとディフレクションの関係。

以前は全く気にもしてなかったが、ある期間がそう考える余裕を作ったのかもしれない。

いや、気づかしてくれたのかも・・・・。

球体の中心を床と平行に撞けば撞いた力のベクトルは一直線に発生するが、

真上を撞けばその力は撞いた方向だけでなく、撞いた点から球体の中心に向かって

斜め下に向かうベクトルも発生する。

すなわち、球体を床に押し付けようとするわけだ。

そればかりでなく、球体の上を撞けば撞いた点の場所は上り坂のような斜めの位置になる

わけだから、撞いたCUEははじかれるように球体の頂上に向かって逃げるベクトルも発生するわけだ。

normalなシャフトの場合、無垢の素材だから強いために逃げるベクトルは弱くなり

それによって撞いた球体にはディフレクションが発生し、撞いた点の正反対の方向へ進むようになる。

最近は多様なhigh-techなシャフトがものすごい種類で出ている。

そのほとんどがディフレクションをゼロにするよう、中空にし剛性を落として、シャフトが球体の重さと

shotの強さに負けるようにして逃げるようにしているようだ。

そのようなhigh-techなシャフトならこんな難しい事考えなくてもいいのだろうが、

へなちょこハスラーの使用しているCUEのシャフトはnon-high-techのものだから

感覚的だけじゃなくて理屈的にも理解していかないといけないのかもしれない。

優れた頭脳と優れた身体能力がうらやましく思う。