運転者が、走行中にブレーキを行うときに、はじめに目や耳で障害物を認知し、ブレーキをかけるべきだと判断してから、行動を行いますよね?
この運転中における認知から操作への動きというのは時間がかかります。
短い間にすべての情報を認識するのは大変難しいことですね?
また、車の走行速度や障害物との距離などを判断するときは、自分の判断が実際の速度や距離とは異なることがあるので注意しましょう。さらに、周囲の環境や運転手の精神状態などによっても判断が一層困難になるおそれがあります。
人間の能力には限界があることを理解した上での運転が求められます。
運転者が危険な状況を把握してからブレーキをかけてきき始めるまで約1秒の時間がかかるといわれています。
このことを反応時間といいます。
一秒間に走る距離は、速度が速ければ速いほど長くなり、障害物を避けることが難しくなるので、運転時の速度は控えめにし、ブレーキは常にはやめに行うように心がける必要があります。
反応時間=反射時間+踏み替え時間+踏み込み時間
反射時間 | 踏み替え時間 | 踏み込み時間 | |
四輪
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危険を感じてブレーキをかける必要があると判断、足が運動始めるまでの時間。 | 足をブレーキペダルに乗せるまでの時間。 | ブレーキペダルを踏みブレーキが利きはじめるまでの時間。 |
二輪
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危険を感じてブレーキをかける必要があると判断、手足が運動始めるでの時間。 | ハンドルの手をブレーキバーにかけ、ステップ上のブレーキペダルにのせるまでの時間。 | 手でブレーキレバーを握り足でブレーキペダルを踏み、ブレーキがききはじめるまでの時間。 |
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